【ふるさと納税】本当にお得?お金が戻る仕組みや疑問、楽しみ方を解説

ふるさと納税で豊かになる

「どうせお金持ちしか得しないんでしょ」とへそを曲げていた私ですが、美味しいものにつられて、ふるさと納税を始めました。今年でまだ3年目ですが、結果的に毎年の楽しみになっています(自分でもびっくり)。面倒なことは抜きにして、ラクしてきっちり“得できる・楽しめる”ポイントをご紹介していきます!

\ささぱぱ解決!最初にまとめ/

ここだけ読めばオッケー
  • 難しくないの?
    ちっとも難しくないし、制度の複雑な部分は考えなくてOK!
  • コスパは?
    圧倒的に「お得&楽しさ>手間」!
  • 楽しさは?
    返礼品を選ぶこと。お金を使う楽しさを実感できること。
  • お得の仕組みは?
    「所得税の還付」と「住民税の減税」の二本立て。
  • 最初にやることは?
    寄附額の上限をシミュレーターでチェック!
  • 必要な手続は?
    「確定申告」または「ワンストップ特例制度」。

1. お得&楽しさだけ考える

ふるさと納税とは…という難しい話は抜きにして、この制度のお得さと楽しさに焦点を当てていきたいと思います!概要は、以下の3点だけおさえておけばOKです。

  1. ふるさと納税は市町村への寄附
  2. どこに寄附してもいい
  3. 寄附金額に上限がある
  4. (本来はいくら寄附してもOKです。お得を享受するためには上限があります)

ふるさと納税についてしっかり知りたいよー!という方には、こちらのサイトがオススメです!いろんなサイトがあって情報に辿り着くのが大変だと思いますが、こちらは読みやすく、内容も間違いないです!

参考 よくわかる!ふるさと納税総務省 ふるさと納税ポータルサイト

2. ふるさと納税のコスパ

ボ~っ…としてる間に得したいとまでは言わないですが、手間ばかりじゃ意味ないですよね!まずは、ふるさと納税の流れに沿って、「楽しさお得さ手間」をチェックします。知らない言葉があるかもしれませんが、のちほど解説します!

STEP.1
予算を決める 【ちょい手間】
シミュレーターがあるので全然難しくないです!
STEP.2
返礼品を選ぶ 【楽しい】
ふるさと納税の醍醐味です。うきうき。
返礼品を選び喜ぶアルパカ
STEP.3
返礼品が届く 【超楽しい】
「いいお金の使い方してるわぁ」と自分にうっとりする瞬間です。
お金を有意義に使えて喜ぶ犬
STEP.4
寄附したことを申告 【ちょい手間】
想像以上にカンタン!しかも手続不要なケースが多いです。
STEP.5
所得税が還付される 【お得】
寄附したことで税金が戻ってきます。
STEP.6
住民税が減額される 【お得】
寄附したことで翌年の税金が減ります。

3. こんなふうに楽しい

巷で聞く「各地の美味しいものがタダ同然で食べられる!」という嘘みたいな話。私も100%疑っていましたが、これは本当です。正確には、2,000円の負担で、美味しいものや名産品などがもらえます。ふるさと納税の楽しさをご紹介します!

寄附のお返しがもらえる

寄附をすると、御礼に品物をもらえることがあります。ニュースなどでよく耳にする返礼品ですね。寄附なのに御礼だなんて、ずいぶん太っ腹です。でも、市町村にとって寄附金は大きな財源。「〇〇市を応援してくれてありがとう。うちは△△が特産です。△△を贈りますので、これからもよろしくね」という気持ちで返礼品をくれるのです。

自治体から新鮮な食品などが届く
寄附が義務ではないのと同じように、御礼も好意であり任意です。返礼品にめいっぱい期待しつつも、もらえて当然ではないという気持ちは持っておきたいですね!

寄附のお返しを選ぶ

どこの市町村に寄付して、どんな返礼品をもらおうかなと考えるのがとても楽しいです!市町村は、自分たちの魅力を伝えようとするので、乱暴に言うと「きちんとしたもの」を用意してくれます。「なんじゃこりゃ?」と言われるような御礼なら贈らない方がいいですもんね。

変わった返礼品
返礼品の内容は、テレビCMでもおなじみの「さとふる」や「ふるさとチョイス」などの専用サイトで簡単にチェックできます!

専用サイトを覗いてみていただければ、美味しそうなものや興味をそそられる特集が用意されていて、きっとわくわくしてもらえると思います。お取り寄せ感覚で、美味しそうなものを探してみてください!ちなみに私は「さとふる」派です!

参考 認知度・利用意向No.1ふるさと納税サイトさとふる 参考 お礼の品掲載数No.1※ふるさと納税サイトふるさとチョイス

節約家にこそオススメ

寄附する時点では、お金がかかります(2,000円を超える部分が還付される仕組みはのちほどご紹介します)。なので、できるだけお金を使いたくないと考える節約家の方は、ふるさと納税を始めることに抵抗があるかもしれません。

コツコツが命の節約家の猫
私も「お金を使うんだから結局贅沢じゃん!」と思っていました。

でも、実際にやってみて、各地から旬の美味しいものが届くと、食卓も気持ちもとても豊かになりました。そして、有意義にお金を使うのって楽しいなと思えるようになりました。贅沢をしないように頑張っている人にこそオススメしたいです!

4. お得の仕組み

次に、ふるさと納税のお得さについて考えていきます。寄附した金額のうち2,000円を超える部分が還付されるというのが、大きなポイントです。そして、還付を受けるための手続は、それほど面倒ではありません。ただし、重要な大前提があります!まずはそれをチェックしましょう。

お金で戻るのは一部

例えば、4万円の寄附をした場合、手続すれば3万8000円(2,000円を超える部分)が還付されます。但し、3万8000円すべてがお金でもらえるわけではないのです。具体的には、以下の方法で還付されます。

  1. 所得税が還付される
  2. お金で戻る
  3. 翌年の住民税が減る
  4. お金で戻らない

税金と聞くと、ちょっとお腹がゴロゴロします…。私の露骨な嫌悪感は置いておいて、上記のとおり、お金で戻る分と税金が減額される分の二本立てなのです。この2つを合計して3万8000円になります。

寄附控除の仕組みの説明1
個人で住民税を納める人は、想定していたより税金が下がれば手元にお金が残るので、ほぼお金で還付されたのに近い感覚です。

一方、給料天引の場合は、知らず知らずのうちに納税しているので、意識しないと減額されたことに気付きにくいと思います。減額された住民税をどう扱うかを最初に決めておくと良いです。そうしないと、私のようになってしまいます…。

やっちまった…
ふしあなゆう子の失敗談
ふしあなゆう子の
残念エピソード

ふるさと納税を始めた年、普段ならお金をかけないような豪華で美味しいものが届き、還付手続もスムーズにできて、完全に浮かれていました。住民税のことなんて頭の片隅にもなかったです。私は給料天引なので、住民税が少ない分、給料の手取りが多かったはずなのです。でも、その分を貯めるでもなく「給料ちょっと多いなー」くらいに思って、使ってしまっていました。意識的に使ったならまだしも無意識…どこへ消えたのやら。美味しいものはいただいたけれど、数万円寄附して懐が寒いという苦い経験をしました。


所得税の還付

寄附金は、所得控除の対象になります。これにより、寄附した年の所得税が還付されます。難しい計算式は知らなくてもいいと思いますが、下記のサイトで分かりやすく説明しています。興味がある方はチェックしてください!

参考 税金の控除について総務省 ふるさと納税ポータルサイト

所得控除と年末調整

年末に、給料とは別に少しお金がもらえる(還付される)ことがありますよね。これは、1年間で払った税金について、年末に改めて計算し、納め過ぎていれば還付されているのです。
税金は1年間の所得をもとに計算しますが、『所得があるとは言え、この1年で生命保険料などいろいろお金かかってますよね。それは所得から差し引きますね』という制度があります。これが所得控除です。11月頃、会社に生命保険料の証明書などを提出しますよね。これを所得控除の資料として、会社が個人に代わって手続してくれているわけです(=年末調整)。
寄附金も生命保険料と同様に、所得控除の対象になります。ただし、年末調整ではなく、確定申告が必要です(確定申告の方法については次の項目でご紹介します!)。


住民税の減額

住民税の計算においても、ふるさと納税用の計算式に当てはめて、税金が減額されます。住民税は所得税と違い、寄附した翌年の税金が少なくなります。難しい計算式については、所得税と同じ下記のサイトを参照してください!

参考 税金の控除について総務省 ふるさと納税ポータルサイト

5. お得のための手続

どんな形で還付されるかが分かったところで、還付を受けるための手続をご紹介します。寄附した金額を報告するだけです。思っているよりずっと簡単ですよ!

選択肢は2つ

手続は、確定申告をするか、ワンストップ特例制度を利用するか、どちらかです!ワンストップ特例制度は利用条件があります。両方の手続をご紹介していきます!


確定申告

会社勤めの人には、あまり馴染みがないですよね。納税も所得控除(年末調整)も個人に代わって会社がやってくれています。生命保険料のように、寄附金の所得控除も年末調整でできれば簡単なのですが、自分でやる必要があります。

寄附控除の仕組みの説明2
自分でやる所得控除(年末調整)の手続が確定申告です。

具体的にやることは、以下のとおりです!

STEP.1
必要書類を用意する
源泉徴収票、身分証明書、寄附の証明書など。それほど多くないです!
STEP.2
申告書を作成する
国税庁のHP「確定申告書等作成コーナー」で作成するのがオススメです。
STEP.3
申告書を提出する
持参でも郵送でもOK!

注意点は以下の3つです。

  • 期間は2月16日~3月15日
  • 税務署の管轄を事前に確認する
  • 寄附の証明書を保管しておく

確定申告は、申告期間と、どこに申告書を出すか(税務署の管轄)が決まっています。初めて申告する時は注意しましょう!

必要書類の「寄附の証明書」は、寄附をすると市町村から郵送されてきます。この証明書を大切に保管しておいてください。


確定申告書の書き方

基本的には、税務署の窓口で用紙をもらい、記入すればOKです。相談コーナーがあるほか、休日も開いていますし、提出だけなら夜間受付のポストも用意されています。

税務署の窓口で相談する様子
相談できる時間帯などは事前に確認してから行きましょう!

パソコンを利用できる場合は、国税庁のHP「確定申告書等作成コーナー」で作成すると便利です!氏名等の基本データを翌年の作成時に流用できます。私は「確定申告書等作成コーナー」で作成しています!

参考 作成コーナートップ国税庁 確定申告書等作成コーナー

「確定申告書等作成コーナー」で作成したものを印刷して、税務署に郵送すればOKです。私は最初の年は、雰囲気を味わってみたいと思い、あえて窓口に持参しました。その場で受付印を押してもらえます!

税務署に書類を持参する猫
郵送の場合は返信用封筒を同封すると、受付印を押した写しを返送してもらえます。

その他の必要書類や、「確定申告書等作成コーナー」の詳しい使い方は「さとふる」のサイトがとても分かりやすいです!どこに何を入力すれば良いかも、きちんと解説されています。こちらを参考に作成しましょう!

参考 簡単!ふるさと納税の確定申告さとふる

ワンストップ特例

ワンストップ特例制度は、確定申告が不要になる制度です。この制度の利用方法をご紹介します!

まずは、以下の利用条件があります。

  1. 寄附先(市町村)が5つ以内
  2. 確定申告をしない

は同じ市町村に複数寄附(複数の返礼品をもらっても)1カウントです。は当たり前のようですが、寄附金以外の理由で確定申告をする必要がある人のことです。この制度を利用する場合、その年の確定申告は一切できなくなります。


確定申告との違い

確定申告と比べると、次のような違いがあります。

  • 期間は寄附した翌年の1月10日まで
  • 寄附先(自治体)に申請する
  • 住民税の減税のみ行われる

ワンストップ特例制度は、申請書を寄附先(自治体)に提出します。自治体から寄附者が住んでいる自治体に連絡がいき、減税の処理が行われます。寄附先が複数であれば、確定申告より送付先は多くなります。しかし、申告書そのものは、確定申告よりずっと簡単なものです!

PDFファイル

※ 自治体や総務省、さとふるなどの専用サイトでダウンロードできます

寄付金税額控除に係る申告特例申請書(PDF)

また、確定申告ではないので、所得税の還付はありません。しかし、その分、住民税の減税額が増えますので、トータルでは同じになります。

制度の仕組みや、添付する身分証明の種類などの解説は「さとふる」のサイトがオススメです。このサイトだけで十分に理解できます!

参考 ワンストップ特例制度とは?さとふる

6. お得のための準備

最後に、寄附金額の上限についてご紹介します。この記事のはじめに触れましたが、寄附自体はいくら寄付しても構いません。ただ、ふるさと納税のお得の肝である2,000円を超える金額が還付を受けるためには、寄附金額に上限があります。それは、所得の金額によって設定されています。

シミュレーターで計算

自分の所得ならいくらまでOKなの?という計算は、専用のシミュレーターや早見表を使えばとても簡単です!

参考 全額控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安総務省 ふるさと納税ポータルサイト 参考 控除上限額シミュレーションさとふる

いかがでしたでしょうか?実際に見てみると、シミュレーターによって多少の誤差があるかもしれません。でも、自力で計算する手間を考えたら、ここはある程度ざっくりでいいのではないかと思います!


11月頃から準備する

タイミングは人それぞれ。いつでもOKです!私は毎年11月頃にシミュレーターで金額を出して、寄附をしています。その頃には、その年のだいたいの所得が分かっているからです。そして、次のテーマでチョイスしています!

  1. その年の年末年始用の豪華食材
  2. 翌年用の豪華な旬のフルーツ
  3. お米など家計に役立つもの

❶❷は次第に定着しました。は自由度高めにしています!いずれも、普段なら買わないような豪華なものを選んでいます。消耗品などコスパ重視で選ぶのもアリですが、せっかくならふるさと納税らしく市町村の自慢のものを楽しみたいと思っています。


おまけの知識
プチぱっぱ!

プチぱっぱでレベルアップ
使い道はさまざま。寄附時に選択できる!

多くの自治体が、寄附時に使途を選択できるようにしています。自治体は寄附の拡大や、事業の充実を目指し、なるべく明確な使途を掲げるなど工夫を凝らしています。中には寄附金の活用状況の公表や報告まで行う自治体もあるとか。下記のサイトに、使途の具体例や、都道府県ごとの寄附件数の一覧も掲載されています!
参考 ふるさと納税に関する現況調査等総務省 ふるさと納税ポータルサイト

上記サイトで公表されている令和元年実施の調査結果(PDF)です

調査結果(概要)

併用できます!ただしワンストップ特例は使えない

医療費控除も、身近な控除のひとつですよね。もちろん、ふるさと納税との併用はOKです!ただし注意点があります。医療費控除は確定申告が必須です。前述のとおり、ワンストップ特例は「確定申告しない」ことが条件なので、ワンストップ特例は使えず、確定申告する必要があります。また、医療費控除が、ふるさと納税の上限額に影響します。シミュレーションは医療費控除を加味していないので、自分で計算する必要があります。 参考 ふるさと納税との併用可?住宅ローン控除、医療費控除など各種控除との関係さとふる

寄附を集めるため、コスパの良い高級な返礼品を用意する自治体があります。そのような品物は、自治体と関係のないものになりがちです。令和元年3月の地方税法改正に伴い、新たなルールが作られました。6月以降「還元率が3割超」または「地場産品ではない」返礼品は控除の対象外となりました。お得さは大切ですが、地方や寄附を身近に感じさせるふるさと納税という制度が無くならないといいなと思います。 参考 税制改正の概要財務省

上記サイトで公表されている平成31年度税制改正大綱(PDF)です。P.23の(10)が該当箇所です

平成31年度税制改正の大綱